にっしーのマネーメモ

立会外分売の分析 (1450)田中建設工業②

立会外分売の分析(1450)田中建設工業②
基本情報                
銘柄(1450)田中建設工業発行済株式数8,699,600株   
市場東証スタンダード浮動株数887,359株
信用区分信用配当金50円
目的株式の流動性の向上株主優待なし
分売情報
発表日 2025年2月7日(金) 実施予定日 2025年2月19日(水)
分売枚数 3000枚 申込上限 100枚
発表日終値 1360円 発表日出来高 222枚
前日終値 1267円 前日出来高 674枚
割引率 3.95% 分売価格 1217円

立会外分売について詳しく知りたい方はコチラの記事からどうぞ。

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2025年2月9日(日)11:00事前分析

事前評価★☆☆☆☆

この銘柄は2024年3月にも分売を実施。

兼ねてより流動性が悪く株式分割をしていますが、それでも尚流動性には乏しいです。

株価、チャート

株価は高値を更新中。

分売と同時に今期経常21%上方修正&10円増配(計50円)を発表しましたが、3000枚の分売を嫌気してなのかPTSでは大きく下げています。

株価水準はがっつりと高値圏にあるため、上値余地に乏しい案件の予感です。

分売価格が1200円を下回れば少しは安心できるでしょうか。

流動性、需給

分割をしても流動性は相も変わらず。

分売で3000枚が放出されるため、分売当日はもちろんその後もしばらくは重たい動きが予想されます。

業績は良く、配当も増配されて50円とそこそこあるため、株価水準が大きく下げれば実需買いも出てくるかも知れません。

備考

決算と同時に分売を発表する案件は、様々な狙いが交錯するため値動きが難しい印象です。

現時点では株価水準・流動性共にリスクがあるため★1評価としました。

2025年2月18日(火)22:30最終分析

株価調整★★★☆☆
流動性の改善★★☆☆☆
割引率★★★★★
最終評価★★☆☆☆

株価、チャート

株価は7%弱の調整となり、まずまずといった印象。

後述する流動性の懸念はあるものの、割引率が4%に迫るのは嬉しい誤算です。

チャート的に1200円を割る展開は考えにくいので、リスクはありながらも減退したと思います。

流動性、需給

流動性は少しだけ改善の跡が見られるものの、懸念を抱かざるを得ない水準です。

割引率の高さに助けられてる感があるので、1217円という株価水準がどう評価されるかにかかっています。

業績の好調さや利回り(4.1%)を考慮するとそこまで売り一辺倒にはならない気もしますが、どちらにせよ上値が重たい可能性は高いでしょう。

備考

良い点と悪い点が混在し、判断が難しい案件。

ただ、どんなに損をしても17円(=1200円は割れない)以下だと思うので、そこを割り切れるなら勝負もアリかなという感じです。

結果考察

分売枚数3000枚前日終値1267円分売価格1217円当日出来高2461枚
始値1238円高値1263円安値1237円終値1257円

寄り底で強い動き。

数日後には1300円に迫る勢いを見せました。

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