立会外分売の分析 (1450)田中建設工業

立会外分売の分析(1450)田中建設工業立会外分売の分析
基本情報                
銘柄(1450)田中建設工業発行済株式数4,349,800株   
市場東証スタンダード浮動株数321,885株
信用区分信用配当金73円
目的株式の流動性の向上株主優待なし
分売情報
発表日2024年3月5日(火) 実施予定日2024年3月13日(水)
分売枚数1500枚 申込上限50枚
発表日終値2220円 発表日出来高0枚
前日終値1989円 前日出来高111枚
割引率3.97% 分売価格1910円

立会外分売について詳しく知りたい方はコチラの記事からどうぞ。

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2024年3月6日(水)20:00事前分析

事前評価★☆☆☆☆

株価、チャート

理由は不明ですが2024年に入ってからの株価は上昇傾向。

直近安値の1905円はどん底と見ることができるため、分売価格がどこまで接近できるか注目です。

後述する流動性を踏まえると、分売価格が2000円を割れても安心できないかも知れません。

流動性、需給

流動性は非常に悪く、分売発表日の出来高はなんと0。

板も薄く飛び飛びとなっており需給懸念があります。

分売枚数は1500枚と釣り合わない膨大な量となるため、分売当日は厳しい展開が予想されるでしょう。

備考

特段の買い材料が無い上に、とにかく流動性リスクが目立つ案件。

このような銘柄に流動性の改善は期待できないため、株価の調整に全てが委ねられると思います。

2024年3月12日(火)22:00最終分析

株価調整★★★★☆
流動性の改善★☆☆☆☆
割引率★★★★★
最終評価★☆☆☆☆

株価、チャート

株価は10%を超える調整となりました。

割引も予想外の約4%あり、分売価格は2023年12月の安値である1905円に迫る1910円です。

ただ、この株価水準でも安心はできない流動性かも知れません。

流動性、需給

出来高はしたものの、それでも111枚止まり。

売れ残りが無ければ分売当日は1500枚が売り圧力になるため、売り板は相当厚くなることが予想されます。

ただ、分売価格時点での利回りは3.8%超え。

株価も1900円が大きな反発点となるため、一時的に迫るor割り込むことがあっても少しは戻す可能性も見えます。

備考

株価水準がかなり良い分、流動性がかなり悪いという難しめの案件。

下値はある程度限定されますが、それでもリスクは拭えないため★1評価の案件とします。

結果考察

分売枚数1500枚前日終値1989円分売価格1910円当日出来高810枚
始値1919円高値1952円安値1917円終値1940円

流動性の悪さを株価水準がカバーし、売りを跳ね返して反発しました。

分売実施以降も陽線が続き、需給の強さが伺えます。

利回りもしっかりしているため、短期目線が少なかったかも知れませんね。

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