立会外分売の分析 (3541)農業総合研究所

立会外分売の分析(3541)農業総合研究所 立会外分売の分析
基本情報                 
銘柄(3541)農業総合研究所  発行済株式数21,778,300株   
市場東証グロース浮動株数3,484,528株
信用区分貸借配当金無配
目的株式の流動性の向上
という名の大株主の売却
株主優待なし
分売情報
発表日 2022年5月10日(火) 実施予定日 2022年5月18日(水)
   ~5月20日(金)
分売枚数 10000枚 申込上限 100枚
発表日終値 430円 発表日出来高 462枚
前日終値 330円 前日出来高 5896枚
割引率 3.03% 分売価格 320円

立会外分売について詳しく知りたい方はコチラの記事からどうぞ。

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2022年5月11日(水)23:00事前分析

事前評価★★☆☆☆

株価、チャート

今回の事前分析は分売発表翌日の引け後に配信しています。

株価は2月下旬に330円をつけて大きく反発し、4月頭には480円まで高騰。

400円台前半で動いていたところ、100万株の分売発表により翌日は370円をつけるまでの大暴落となりました。

チャートとしては330円が分かりやすい反発目安になるので、分売価格がどこまで近づくかが焦点です。

流動性、需給

分売発表日の出来高は462枚。10000枚の分売は重たく見えますが、貸借銘柄であり株価も400円前後のため、流動性は劇的に改善すると思われます。

そして実際、分売発表翌日は10799枚もの出来高が積み上がりました。

流動性については問題無さそうで、当日の買い戻しも見込めるため一定の安心は置けます。

備考

分売と併せて24万7600株の増資を発表するという厳しさ。

短期的な株価は右肩下がりだと予想されますが、分売の案件としてはそこまで悪くはないと見ています。

株価の調整具合、空売りの入り具合の2点がポイントとなります。

2022年5月17日(火)19:00最終分析

株価調整★★★★★
流動性の改善★★★★☆
割引率★★★★★
最終評価★★☆☆☆

株価、チャート

株価はピッタリ100円の調整。

株価帯を考慮するととんでもない調整幅ですね。

調整割合は実に23%を超えています。

事前分析にて330円が反発目処と書きましたが、分売価格はそれよりも安い水準のため底堅さが出てくるでしょう。

流動性、需給

前日出来高は6000枚弱まで改善。

想定通り十分な改善具合です。

寄りは重たい可能性が高いですが、その後の動きにも注目ですね。

備考

株価の調整が見事過ぎる案件となりました。

利益額も知れてはいますが、堅調な結果が期待できます。

結果考察

分売枚数10000枚前日終値330円分売価格320円当日出来高15896枚
始値338円高値359円安値333円終値345円

株価が非常に底値圏にあり、空売りも積まれていたことから大健闘の結果となりました。

分売前日の空売りはほぼ焼かれ、寄りも高く、押しも僅かで跳ねる場面も・・・

とにかくロングが強い案件でしたね。

2022年5月は貸借案件が多いですが、空売りはリスクもあると改めて認識させられました。

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