立会外分売の分析 (2612)かどや製油

立会外分売の分析(2612)かどや製油立会外分売の分析
基本情報                 
銘柄(2612)かどや製油  発行済株式数9,400,000株   
市場東証1部浮動株数1,419,400株
信用区分信用配当金100円
目的株式の流動性の向上
スタンダード市場条件の充足
株主優待自社製品1500円分(3月末)
分売情報
発表日2022年2月8日(火) 実施予定日2022年2月17日(木)
   ~2月22日(火)
分売枚数3200枚 申込上限50枚
発表日終値4055円 発表日出来高11枚
前日終値3605円 前日出来高1049枚
割引率3.00% 分売価格3497円

立会外分売について詳しく知りたい方はコチラの記事からどうぞ。

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2022年2月9日(水)22:00事前分析

事前評価★☆☆☆☆

株価、チャート

株価は3950~4150円辺りで200円幅のボックス相場。

4000円は十分な値がさ株ですが、これほど狭い範囲で推移するのも珍しいかと思います。

それ故、分売日のまとまった売りによって下に突き抜ける危険性をはらんでいます。

調整の目標としては2020年8月につけた安値である3580円でしょうか。

流動性、需給

値がさ株に有りがちですが、流動性はかなり乏しいです。

30枚未満が当たり前の状態となっており、3200枚の分売を吸収するには相当な買いエネルギーが必要となりますね。

一日の出来高が1000枚ほどまで改善したとしても不安が残りそうです。

備考

分売と同時に22年3月期3Qの決算を発表し、18%の増益と20円の増配となっています。

ポジティブサプライズではありますが、分売のマイナスインパクトで帳消しになっています。

値がさであり、流動性が低いという2つの爆弾を背負っている・・・リスキー案件なのは間違いないです。

2022年2月16日(水)19:00最終分析

株価調整★★★☆☆
流動性の改善★★☆☆☆
割引率★★★★★
最終評価★☆☆☆☆

株価、チャート

株価は450円の調整。

調整具合としては悪くありませんが、値がさ株はそもそもリスキーなのでもっと調整しても良かったと思います。

分売価格の3497円は2020年4月以来の安値です。

流動性、需給

分売発表日の11枚からすると劇的に改善しましたが、前日出来高1049枚は満足できない水準。

分売枚数の約30%の量というのは、株価帯を考慮すると危険水準と見えます。

備考

やはり値がさ株というのが懸念材料として残ります。

前日に分売実施となった(7089)フォースタートアップスが散々な結果になったこともあり、分売参加者全体の心証も悪いはずです。

朝の板チェックは必須レベルですが、寄付直前に買いが消えることを踏まえると見送りが無難と感じます。

結果考察

分売枚数3200枚前日終値3605円分売価格3497円当日出来高1781枚
始値3505円高値3555円安値3500円終値3530円

前日の(7089)フォースタートアップスの結果に引っ張られず、堅調な結果となりました。

1年半振りの安値水準だったことが良かったですね。

節目の3500円を下回る分売価格というのもポジティブに働いたかも知れません。

分売翌日も続伸しており、分売後の需給は良いので少しずつ値を戻していくことが予想されます。

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