立会外分売の分析 (2653)イオン九州

立会外分売の分析(2653)イオン九州 立会外分売の分析
基本情報                
銘柄(2653)イオン九州発行済株式数34,833,558株   
市場東証スタンダード浮動株数
信用区分信用配当金45円
目的スタンダード市場の上場維持基準充足
株式の流動性の向上
株主優待優待券(2月、8月)
分売情報
発表日 2024年11月14日(木) 実施予定日 2024年11月21日(木)
分売枚数 12200枚 申込上限 100枚
発表日終値 2991円 発表日出来高 54枚
前日終値 2698円 前日出来高 1352枚
割引率 2.97% 分売価格 2618円

立会外分売について詳しく知りたい方はコチラの記事からどうぞ。

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2024年11月16日(土)22:00事前分析

事前評価★☆☆☆☆

株価、チャート

2024年1月の上方修正&増配を起点として株価は大きく上昇。

直近では3000円より少し下で推移しているところです。

分売枚数を考慮すると分売価格は2700円を割り込むぐらいでないと厳しいと思います。

株価の調整が進むことに期待したいところ。

流動性、需給

流動性が低く板も薄いところに12200枚もの分売。

需給の崩壊は必至という状態で、分売当日の株価が重たいのは確定的ではないでしょうか。

業績&利回りが良い(9028)ゼロでさえ売りの量に抗えず非常に低調な結果だったことから、イオン九州への心証も悪そうです。

分売前日も需給面での懸念は払拭できない可能性が高いと予想します。

備考

とにかく規模が大きいため、リスクも大きい案件。

今のところ安心して申し込める予感がしません。

まずは分売前日の終値と出来高を見たいと思います。

2024年11月20日(水)21:00最終分析

株価調整★★★★☆
流動性の改善★☆☆☆☆
割引率★★★★☆
最終評価★☆☆☆☆

株価、チャート

株価は10%ほど調整し、分売価格の2618円は今年1月に迫る水準。

株価水準としてはアリにも見えますが、後述する流動性を考慮すると相当厳しい戦いが予想されます。

割引率は平均的な3%ですが、4%は欲しい案件だったかも知れません。

流動性、需給

前日出来高は1352枚に留まり、買い手の多寡の目安である板も薄い状態。

分売枚数は超大規模の12200枚であるため、当日はかなり重たい動きになることでしょう。

配当&優待で利回り5.5%なので、インカム狙いで申し込むのもアリという考えもありますが、短期的な需給は悪いので難しいですね。

リスク回避者が多く売れ残りがあればワンチャンあるかも知れませんが、全て分売されたと仮定すればリスクは高いと言わざるを得ません。

備考

利益を狙うには厳しすぎる案件。

同日に利益が見込める(4058)トヨクモもあるため、みんなそちらに集中しそうです。

怖いもの見たさ、というと酷いですが注目度はあると思うので、ミラクルが起きないか注目はしようと思います。

結果考察

分売枚数12200枚前日終値2698円分売価格2618円当日出来高2247枚
始値2618円高値2618円安値2598円終値2613円

なんと始値は±0円という結果に。

理由は売れ残りで、不人気すぎたため3528枚しか分売されませんでした。

12200枚の28.9%に留まり、参加者にとっては助けられた形に。

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