立会外分売の分析 (9039)サカイ引越センター

立会外分売の分析(9039)サカイ引越センター立会外分売の分析
基本情報                 
銘柄(9039)サカイ引越センター発行済株式数21,162,000株   
市場東証プライム浮動株数1,354,368株
信用区分貸借配当金95円
目的株式の流動性の向上株主優待米5kg(3月末)
分売情報
発表日2022年8月25日(木) 実施予定日2022年9月1日(木)
   ~9月6日(火)
分売枚数6000枚 申込上限20枚
発表日終値5470円 発表日出来高88枚
前日終値4605円 前日出来高3520枚
割引率2.99% 分売価格4467円

立会外分売について詳しく知りたい方はコチラの記事からどうぞ。

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2022年8月27日(土)9:00事前分析

事前評価★★★☆☆

株価、チャート

今年一の値がさ株案件が来ました。

7月末に発表した1Q決算では36%の増益を発表しており、その後株価水準を切り上げ5570円の高値をつけました。

チャート自体は比較的綺麗ですが、立会外分売において値がさ株はリスクとなるので、まずは株価がしっかり調整することが必要です。

分売価格は4730円をひとまずの目標に。

流動性、需給

日々の出来高はおおむね200~300枚ほど。

板は厚いですが、値がさ株のためか出来高はそこまで増えていない印象です。

この株価帯で分売枚数6000枚はかなり重たいので、流動性が増えないと少し厳しいと思います。

備考

業績が良く流動性の改善への期待も持てますが、やはり値がさ株という点がネックな案件。

値がさ株は買い手がつきにくくなるため、リターンが期待できつつもリスクもある状態です。

2022年8月31日(水)21:00最終分析

株価調整★★★★★
流動性の改善★★★★☆
割引率★★★★☆
最終評価★★★☆☆

株価、チャート

株価は5470円から4605円となり、実に865円の調整(16%弱)。

調整具合としては十分でしょう。

割引率もしっかりあり、分売価格の4467円は7月上旬以来の安値水準です。

ただ、4500円前後という値がさ感があるため、それ故の不安定さはありますね。

流動性、需給

貸借銘柄の強みを発揮し、前日出来高は改善が見られました。

4000枚は超えても良かったかなと思いますが、悪くはありません。

しかし、値がさ株のため分売参加者は「早く売りたい」と思い、株価帯的にも買い手が限られるため、需給面ではあまり安心できないと感じます。

備考

想定以上の調整によって参加が視野に入る案件にはなったと見ています。

重ね重ねで申し訳ないですが、値がさ株のため当日の板は読みづらく、地合いの影響も受けやすいです。

総評として、利益の線もしっかりありつつリスクも残る・・・そんな予測しにくい案件です。

結果考察

分売枚数6000枚前日終値4605円分売価格4467円当日出来高6936枚
始値4500円高値4640円安値4480円終値4610円

一定のリスクもあると思われましたが、蓋を開いてみれば関わった人が皆利益になる素晴らしい結果に。

これは結果論ですが、株価が想定以上に調整したことによる自立反発もあったと見えます。

値がさ株は難易度が高くなりますが、その分リターンの期待も大きいですね。

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