立会外分売の分析 (8996)ハウスフリーダム③

立会外分売の分析(8996)ハウスフリーダム③ 立会外分売の分析
基本情報                 
銘柄(8996)ハウスフリーダム  発行済株式数4,110,000株   
市場福証Q-Board浮動株数361,680株
信用区分信用配当金40円
目的株式の流動性の向上株主優待なし
分売情報
発表日 2022年5月10日(火) 実施予定日 2022年5月18日(水)
   ~5月20日(金)
分売枚数 1620枚 申込上限 20枚
発表日終値 632円 発表日出来高 22枚
前日終値 586円 前日出来高 65枚
割引率 2.90% 分売価格 569円

立会外分売について詳しく知りたい方はコチラの記事からどうぞ。

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2022年5月14日(土)20:00事前分析

事前評価★☆☆☆☆

ハウスフリーダムは今年の2月に分売を実施しています。

そして、売れ残りが発生したため分売実施の翌営業日に再度の分売を実施しました。

ぜひ参考にして下さい。

株価、チャート

株価は600円割れの位置から一時は640円を超えるまで回復。

620円付近で粘っていたところに、再々度の分売が発表され株価は500円台後半に落ちています。

現在の株価は2020年9月以来の安値水準。

とはいえ、流動性の問題により反発は難しいと見えます。

流動性、需給

分売発表日の出来高は22枚。

分売を実施しても流動性は改善されていません。

今回は1620枚の分売のため、再び上値が重たくなることは必至と予想されます。

また、分売と同時に発表した決算(1Q)では83%減益となっており厳しい。

唯一の救いは配当40円の利回りです。

備考

全体として利益への期待は薄い案件。

同日に貸借銘柄で人気化しそうな(3541)農業総合研究所があるため、ますます期待度は薄まりそうです。

無理に参加を狙わなくても良さそう。

2022年5月17日(火)19:00最終分析

株価調整★★☆☆☆
流動性の改善★☆☆☆☆
割引率★☆☆☆☆
最終評価★☆☆☆☆

株価、チャート

株価は46円の調整が入りましたが、流動性を踏まえると全く足りません。

分売価格の569円は直近の安値ではありますが、底割れのリスクをはらんでいます。

流動性、需給

流動性はやはり改善しませんでした。

分売枚数1620枚に対して前日出来高が65枚というのは厳しすぎます。

配当を支えに保有を続ける人が多いことを祈るぐらいしかできないですね。

備考

注目も申込も買い手も、同日実施の農業総合研究所に奪われることが必至。

ワンチャンに賭けるにしても寄付の嵐が過ぎるのを待ってからで良さそうです。

結果考察

分売枚数1620枚前日終値586円分売価格569円当日出来高402枚
始値583円高値583円安値566円終値571円

始値を見れば良案件ですが、福証の分売は寄付までに配分が間に合わないという話も聞くので参加してすぐ売れたのかは定かではありません。

ただ、終値では+2円となっているので耐えたのは間違いありません。

当日出来高は分売枚数の25%に留まっており、今後しばらく株価の動きが鈍くなる可能性が高いです。

スルーで問題なかった案件でしょう。

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