立会外分売の分析 (3540)歯愛メディカル

立会外分売の分析(3540)歯愛メディカル 立会外分売の分析
基本情報                
銘柄(3540)歯愛メディカル発行済株式数50,000,000株   
市場東証スタンダード浮動株数2,350,000株
信用区分信用配当金5円
目的スタンダード市場の上場維持基準適合株主優待3000円分の優待クーポン
(1000株、12月)
分売情報
発表日 2024年11月18日(月) 実施予定日 2024年11月26日(火)
分売枚数 24000枚 申込上限 50枚
発表日終値 1095円 発表日出来高 385枚
前日終値 911円 前日出来高 9078枚
割引率 2.96% 分売価格 884円

立会外分売について詳しく知りたい方はコチラの記事からどうぞ。

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2024年11月18日(月)23:00事前分析

事前評価★☆☆☆☆

株価、チャート

直近では3年以上振りの高値である1366円をつけ、やや調整したところです。

分売枚数の重さを考慮すると、株価は1000円を切ることが大前提になるでしょう。

分売価格は日経平均暴落時に記録した842円レベルの水準になって欲しいですね。

流動性、需給

流動性が悪いわけではないものの、板はスカスカな状態。

何より、24000枚の分売は尋常じゃない多さのため需給は相当崩れると思われます。

先日実施された(9028)ゼロが全く立ち直れていない現状、ここもかなり警戒されることでしょう。

配当・優待はあるものの、利回り的には下支えとして機能しないと推測されます。

備考

とにかくリスクが高い案件。

前の週には(2653)イオン九州の大規模分売があり、その結果もある程度影響しそうです。

株価帯としては参加しやすいですが、水準が相当下がらなければ参加に踏み切ることは難しいと分析します。

2024年11月25日(月)20:00最終分析

株価調整★★★★★
流動性の改善★★★☆☆
割引率★★★★☆
最終評価★☆☆☆☆

株価、チャート

株価は実に17%弱もの調整となりました。

分売価格の884円は8月5日の日経大暴落時に匹敵するほどの安値水準となり、まさか本当にここまで来るとは思いませんでした。

日足では十分な水準ではあるものの、当日は相当な売りが予想されるため890円前後で耐えられるか注目です。

流動性、需給

空売り在庫が無限にあった影響もあり、前日の流動性は大きく改善しました。

しかし、それでも分売枚数24000枚の38%弱に留まっており、改めて今回の分売の膨大さが身に沁みます。

利回りによる下げ止まりは期待できず、シンプルに株価水準での反発に期待することとなりますが、仮に24000枚完売となると需給面でかなり厳しいのではないでしょうか。

先日の(2653)イオン九州が売れ残りましたが、今回も売れ残りの可能性はあると思います。

とはいえ、それを頼りに参加するのはリスキーであるため、まずは朝の板のチェックが必須となるでしょう。

備考

株価の調整や流動性の改善が想定以上に見られた案件。

ですが、総合的に見てリスク感は払拭できません。

分売発表当初より損失リスクの幅は小さくなりましたが、それでも割れる危険性は残るため★1据え置きとしました。

蛇足ですが、運よく利益になれば2~3円と予想してみます。

結果考察

分売枚数24000枚前日終値911円分売価格884円当日出来高8797枚
始値881円高値927円安値880円終値908円

リスク回避による参加者不足により売れたのは24000枚中8029枚ぽっち。

実に66%以上が売れ残るという状況でしたが、始値は3円の損失となりました。

しかし驚くべきはその後。

分売当日から4連陽線を描き、11月29日終値は1010円に。

結果として、分売前日に売って良し、分売当日以降に買って良しの大チャンス案件でした。

今後再度の分売があるのではという懸念があるため、また発表があった時に注目したいと思います。

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