基本情報 | |||
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銘柄 | (7624)NaITO | 発行済株式数 | 54,789,510株 |
市場 | 東証スタンダード | 浮動株数 | – |
信用区分 | 信用 | 配当金 | 3円 |
目的 | 株式の流動性の向上 | 株主優待 | なし |
分売情報 | |||
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発表日 | 2022年10月3日(月) | 実施予定日 | 2022年10月11日(火) |
分売枚数 | 16000枚 | 申込上限 | 100枚 |
発表日終値 | 171円 | 発表日出来高 | 295枚 |
前日終値 | 161円 | 前日出来高 | 1563枚 |
割引率 | 2.48% | 分売価格 | 157円 |
立会外分売について詳しく知りたい方はコチラの記事からどうぞ。
2022年10月4日(火)1:00事前分析
事前評価 | ★☆☆☆☆ |
株価、チャート
低位株であり、株価はおおむね165~180円の範囲で推移しています。
週足を参考にすると、分売価格は年初来安値である157円は下回って欲しいところ。
150円が反発ラインとして機能するかなと予想します。
流動性、需給
株価が安いので手は出しやすいですが、日々の出来高は100枚以下も目立っています。
分売枚数は16000枚と膨大なため、短期的な需給崩壊は免れないでしょう。
信用銘柄なので流動性が劇的に改善する期待も薄し。
せめてもの救いで3円の配当がありますが、仮に分売価格が150円でも利回りは2%なので厳しそうです。
備考
低位株故にリスクは限られますが、リターンの望みも厳しい案件。
3%の割引でも5円ほどのディスカウント価格にしかならないため、分売当日は1~2円を争う展開になることでしょう。
大きく株価が調整するor流動性が劇的に改善するということがあれば妙アリですが、事前分析の時点では旨味のない案件との見方です。
2022年10月8日(土)10:00最終分析
株価調整 | ★★★☆☆ |
流動性の改善 | ★☆☆☆☆ |
割引率 | ★★★☆☆ |
最終評価 | ★☆☆☆☆ |
株価、チャート
分売前日にかけて株価は10円(6%弱)の調整。
調整幅自体は悪くありませんが、他の条件を踏まえるともう数円欲しかったところです。
割引率は良くなく、4円のディスカウントに。
分売価格の157円は年初来安値と同値ですが、反発ラインとしては不安が残ります。
流動性、需給
流動性は僅かしか改善が見られず、前日出来高が分売枚数の10%にも達していません。
今回の分売は短期勝負の人が大多数なため、当日の8:50以降は雪崩のように売り注文が出てくることが予想されます。
明らかに供給過多なので重く弱い展開になりそうです。
備考
割引率が渋く、ディスカウントが4円になったことがかなりネックだと感じています。
この株価帯のディスカウントが4円か5円というのは見た目の数字以上に差があるのではないでしょうか。
5円下がれば分売価格が156円となり年初来安値を下回る水準だったため、印象がかなり変わったはずです。
良くて1円のプラス、恐らくは同値か1円のマイナスと推測して最終分析とします。
結果考察
分売枚数 | 16000枚 | 前日終値 | 161円 | 分売価格 | 157円 | 当日出来高 | 3058枚 |
始値 | 157円 | 高値 | 158円 | 安値 | 155円 | 終値 | 155円 |
想定通りに厳しい結果となりました。
朝の板の時点で利益は難しそうに見えましたが、始値は何とか同値に。
また、+1円になる場面もあったものの、出来高はたったの19枚のみ。
同値が精いっぱいのスルー正解案件でした。
(16000枚中、2757枚が売れ残ったようです)
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